新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、2024年の初春をご家族や親しい友人の方々と健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年中は、一般社団法人福知山青年会議所の活動や運動に対しまして多大なるご協力やご理解をいただき、厚く御礼申し上げます。
いよいよ新しい年が始まりました。皆様にとってどんな年になるのでしょうか。また、どんな年にしたいと考えられているのでしょうか。
誰もわからない未来に対して不安もありますが、わたしは何事にも常にポジティブ変換する努力をし、良い未来を創っていこうと決意しております。
本年度は「誰かのために~本気で考え行動し、より良い価値を創る~」をスローガンに掲げました。
わたしが福知山青年会議所へ入会した2011年の自分を思い返すと、現在よりももっと自己の成長のことだけを考え行動していたように思います。また、他人に迷惑をかけていることにさえ気付かず、自分のことだけを考え行動していたことも多くあったと思います。
「当時は若かった」という言葉で解決していますが、当時からわたしがもっと考えて行動をし、もっと成長していたらどんな未来があったのだろうと考えるときがあります。
わたしは職業柄、宗教的な考え方に出会う機会があります。
ある仏教の教えである「自利利他」という言葉がありますが、意味は「自らの悟りのために修行し努力することと、他の人の救済のために尽くすこと。この二つを共に完全に行うことを大乗の理想とする。」と解されています。
これはあくまでも理想としての考え方ですが、それを仕事において考えると、「相手が本当に望んでいる価値やモノを提供し、その結果として利益がついてくる」という考え方になります。そのためにはまず「利他の心」、つまり他人のために行動しようとする強い想いを持ち、それを実践に移さなくてはなりません。
わたしは自己のためだけを考えて起こす行動よりも、誰かのために起こす行動のなかにより大きな自己の成長があり、そしてその成長がまちや企業の発展などへ繋がると考えます。
他人と過去は変えることはできませんが、自分と未来は変えることができます。
冒頭にも書きましたが、当時若かった頃の過去に対して何かを考えるのではなく、しっかりと未来をみて、誰かのために行う活動を通じて価値を創出し、自己への自信や青年会議所会員としての自信をより強固にし、明るい豊かな福知山を実現するために会員の皆様と一歩ずつ歩んでまいりたいと考えています。
本年度もどうぞ宜しくお願いいたします。